中期留学中のハプニング

日本は世界中のあらゆる国より、サービスレベルが非常に高く充実しています。ともすればおせっかいと呼びたくなるほどの至れり尽くせりサービスで「お客様は神様」である状況を実現します。
外国はそうはいきません。日本での当たり前がここでも通用しません。そのため1年もの間海外に滞在するのであれば当然予期せぬことが起こります。

語学学校では通常、初心者、中級者、上級者、とレベル分けされ、その中で更に2つか3つにわかれているものですが、よくあるのが「人数が少ないので2レベル合同」と、スクール側の勝手な都合でレベルが統合されているケースです。問い合わせの段階で教えてくれるケースは稀ですから、行ってみて初めて気が付きます。
ただでさえ一概には言えない語学レベル。それを2レベル合同となると、極端にレベルが合わなくなってくることもあります。結果オーライの場合ももちろんありますがうまくいかないケースが大半です。
日本であれば「そのレベルは現在人数が少ないので上のレベルと合同です。今後もその可能性がありますがよろしいですか?」と一声かけてくれるタイミングですが、申し込みの段階でそこまでしてくれるスクールはほぼありません。
かと言って隠しているわけではありませんから、問い合わせの時点で、「何らかの事情で上下のレベルと合同レッスンになっていませんか?」と尋ねれば、事実を教えてくれます。更に突っ込んで聞くなら「ここ1年の間にそういうことは起こっていませんか?」「今は何人ですか?」「今後起こる可能性はありますか?それともありえませんか?」と聞けばより詳しいことがわかります。
決まり事が決まり事として守られているはず、という思い込みを捨てれば色々なことが見えてきます。

 

また別の機会に、役所や学校へ手続きに行く時、あらかじめ持ち物に関して問い合わせをしたとします。その時の問い合わせの仕方によっては全てを聞き出すことができませんからこの場合も注意が必要です。
「学生証と推薦状を持って行けばそれでいいですか?」のような聞き方はしてはいけません。相手がこの問いに対してイエスと答えたからと言って持ち物がこれだけとは限らないからです。現地へ行ってみてそこで更に保険証書が必要だったと気がついたとします。前もって問い合わせたのにおかしいな、と思うかもしれませんが、「保険証書は必要ですか?」と聞いてはいませんから、それが必要ないと勝手に判断した方のミスです。
持ち物を尋ねる時には「何が必要ですか?」と聞き、全てを相手に言わせましょう。そして最後に「それで全てですか?それ以外は何も必要ないのですね。」と念を押しましょう。これで大丈夫。

上記2例は極端なケースです。ただ、実際に起こったことです。外国では馬鹿丁寧な説明は誰も望みませんし、してはくれません。その大原則を知っていればハプニングは減らすことができます。

中期留学中の旅行や行事

留学先へ1年間滞在する場合、旅行もできます。そこを拠点に車で、列車で、バスで、或いは日本からは直行便の無い地方都市へ国内線で、と足を延ばすことが可能です。
親子留学であれば家族旅行で、単独留学であれば学校の遠足や小旅行で、大学生であれば友達同士で小旅行へ出かける機会があるはずです。
家族旅行の場合も、現地ツアーは日本程の手とり足とりのサービスは望めません。日常生活とは違う驚きを味わうことができます。「フェリーのチケットを買ったらお釣りを投げつけられてびっくりした」なんてこともありえます。日頃フェリーに乗らずに生活していたらわからなかったことかもしれません。
大学生の友人同士のドライブで国境越え体験をするのも楽しめます。手続きには何が必要か散々調べて緊張していったのに、あっという間に何のチェックも無く通してもらえて驚いた、ということがあるかもしれません。或いはドライブ中に切符を切られることもあります。もちろん留学生だからと言って容赦はありません。アメリカの刑事ものドラマが好きならその体験を楽しめるかもしれませんし、最高に怖いかもしれません。
その国の当たり前を一つ一つ、更に多く体験するためにも旅行は必須です。何が当たり前だかわからなくなり、大変混乱するいい経験もしてきましょう。長期休みの間は間違っても日本に一時帰国などせず是非旅行へ行きましょう。

旅行と並んで楽しめるのは現地の行事です。外国というと皆盛大にクリスマスを祝うのかと思いきや意外とそうではなかったり、或いはその逆でクリスマスの一カ月も前から皆そわそわしていたり。祝日は祝うためではなく里帰りのための民族大移動が主流である国もあります。家族と会うことそのものが最高のお祝いであるためです。
現地の行事を楽しむためにはホームステイをするのが一番いい方法です。お世話になったファミリーが移民であった、ということもよくありますから、純粋なスタイルを楽しめるとは限りませんが、少なくとも一人暮らしよりはマシです。日本の行事の祝い方もその家独自のスタイルがあるのと同様、彼らにも彼ら独自のスタイルがあるはずですが、それを存分に味わうことで、また新たな発見があります。

これといった資格を得られない1年間の中期留学の場合、体験できることは全て体験するくらいの意気込みで生活する必要があります。その代り毎日徹夜と仮眠を繰り返しながら宿題をこなす必要はないのですから、その労力の半分を学習に、そして半分を文化吸収に使うことでバランスのとれた中身の濃い留学を体験することができます。

 

中期留学、帰国後の生かし方

1年間の留学はとにかく期間が中途半端です。まとまった期間がと費用が必要な割には学校を卒業することはできません。ただ、準備をしっかりしておくことで中身を充実させることができるので、帰国後も同じく、活用次第で留学体験をいくらでも素晴らしいものにできます。

帰国したらまず早速、自分のしてきたことをまとめます。交換留学の場合はこの作業は強制的にさせられますが、自費留学であっても重要な作業です。この時、現地の様子と、自分の成長に焦点を当て、別々にまとめます。

現地の様子については、家での食習慣に始まり、レストランでの注文と会計の仕方や、銀行や郵便局での手続きまであらゆる事柄をまとめ、日本と比較します。現地の人とよりも他の留学生との方が話が弾み仲良くなったという場合は、滞在国に留まらず、アラブや東南アジアや北ヨーロッパなど、マイナー国の習慣について知る機会が豊富であったかもしれません。それらの話もまとめます。
これらは後々、話のネタに使えます。留学生活を送るうち、テーブルで会計を済ませることにも、間仕切りのあるタクシーに乗ることにも慣れてしまうかもしれません。でもそれは日本とは明らかに違う習慣であり、そういう違いを知らない人はたくさんいるのです。こんな小さな所も留学経験者のアピールのポイントになります。

自分の成長に関しても同じように、小さなことも全て書き起こします。英語力、話術や交渉術から忍耐強さに及ぶまで、自分自身の変化を振り返ります。「頼んだものが届かない」、「あると思っていたものがない」など、日本なら当たり前なことが叶わなかった経験を必ず何度かしているはずです。思ったよりも事が大きくなって焦って、その結果図太くなったかもしれません。困難にどのように対処したか、どういう方向性へ変化したか、是非振り返ってみましょう。
英語に関しては留学の前後で同じスタイルの試験を受けておくと、比較がしやすくなります。英検2級だった人は是非準1級に、準2級だった人は是非2級にチャレンジできるように。そうすることで英語力の伸びも実感できます。TOEICやTOEFLなど点数が出るものは、より比較しやすいかもしれません。TOEICは英検2級ギリギリ合格レベルから受けて行きたい資格テストです。TOEFLも準1級位あれば解けるレベルです。資格試験も積極的に受けて行きましょう。

 

そして、楽しい思い出も嫌な思い出も、英語がもっとできたら変えられたかもしれませんから、是非どの思い出も全てできる限り鮮明に引きずります。引きずることでモチベーションをキープすることが可能です。
引きずるためには現地であらゆる人に連絡先を聞いておくことが不可欠です。Instagram 、Facebook、Twitter、何でも構いません。その人とつながれば大丈夫です。帰国後に更に交友関係を広げるくらいの気持ちで思い出をずっと引っ張っていきます。

中期留学の準備

中期留学には準備が欠かせません。短期留学ほど短くないので、滞在中に得るものはおのずと増えますが、短期留学ほど気軽には行けません。何倍もの費用と労力を費やしてわざわざ行くのですから、その機会を存分に生かす必要があります。

英語力の準備は中学生なら英検準2級レベル、高校生英検2級レベル、大学生なら英検2級ラクラクレベルの英語力を準備できていればその1年は非常に実りのあるものになります。そう考えると、英語の準備は留学を決めるもっと前から始まっていなければなりません。
留学を思い立った時に無事自然とこれだけの英語が身についていればいいのですが、なかなか誰もが軽く到達するレベルではありません。ただ、真面目にコツコツと積み上げていれば極めて現実的なラインですから、このくらいを目安に留学を計画します。

また、一年という期間は何かをやり遂げたり、或いは軌道修正するのに十分な期間です。(あくまでも自分の中での達成であり学校の修了という意味ではありません。)
何をやり遂げたいのかを明確にし、途中で「何かが違う」と感じた時にどのような選択肢が残っているのか、どう方向変換すべきなのか、などについても、あらかじめ情報収集しておく必要があります。
今はインターネットでの情報収集が充実しています。自分の身の回りの留学体験者に話を聞くのももちろん有効ですが、先輩や友人だけでは数が足りませんから、是非インターネットも活用しましょう。
ちなみに海外の学生は中学生でもパワーポイントでプレゼン資料を作ります。もちろんブラインドタッチでタイピングができます。小学生のころからコンピューターの授業を受けているからです。
高校生になればエクセルでグラフも作れます。プレゼン資料は更に気の利いたものを作ります。学生達のパソコンスキルは非常に高いので、もしインターネットを使った情報収集などできるわけがない、と思う日本人学生がいるなら、いいチャンスです。そこから早速始めてみましょう。
現地の学生がブラインドタッチで1時間かかって仕上げる作文を、その言語が母語ではない留学生が、タイピングも一から挑むのではお先真っ暗です。そのくらいは日本にいるうちからできるように準備しておいて損はありません。

 

また、インターネットでの下調べが済めば、学校、施設、業者などにメールや電話をし、直接話を聞きましょう。メールにしろ電話にしろ、自分でやってみてこそ、事の大変さが痛感できます。留学するということはそういうこと。10日間の遊学と一緒にされないためにも精いっぱいもがいてみます。留学は留学前から始まっています。

大学生の中期留学

大学生になると就職活動が迫ってきますから、まず留学のタイミングを十分に考える必要があります。一年という期間は非常に中途半端な期間ですから、余程強力なアピールにならない限り、就職活動に関係しない時期に行くのが無難です。
時々、大学生が就職活動に必死な頃に留学組が帰国し、後から参入したにもかかわらずいい職をかっさらっていった、というようなニュースを聞くことがあるかもしれませんが、それはもっと長期で留学していたケース、或いは高校から既に専門分野を学べる4年生の高校へ通った上で更にその技術を伸長するために留学していたようなケースです。

 

他の学生と同じように大学生になり、一年休職して留学し、その後戻って来てまた他の学生に混じって日本で大学生活を送るようなケースでは、インパクト不足です。増してや、もし一年間を語学学校で過ごしたなら、その留学は「二週間の遊学」と同じような印象を与えてしまいます。
大学生の中期留学には一工夫必要です。ラベルではなく中身で勝負です。

まず英語力は、できれば留学に出発するまでに2級レベルまで持っていっておきます。せっかくの留学先で英語を勉強するだけではもったいないので、英語をツールに世界を広げることを意識したいものです。そのためには最低でも英検2級レベルが必要です。
英検2級レベルであればできることがぐんと増えます。18歳以上というと立派な大人ですから中高生にはできないことをしましょう。三流大学への入学、幼稚園や病院でのボランティア活動、飲みに行った時にそばの人と談笑、など、現地の人と触れる機会もぐんと増えます。
大学生位の年代の若者は話すのが非常に早く俗語も満載ですが、幼児や老人は話すのもゆっくりで、接しやすいため、幼稚園や病院でのボランティア活動は英語を磨きたい人にはもってこいの機会です。幼稚園では遊び相手を、病院では老人の話し相手をします。学校やホストファミリーに聞けば、誰かしらがどうやってこのような機会を探せばいいのか教えてくれます。特にアメリカはボランティア大国ですから見つけるのにはそう苦労しません。

大学は三流大学でも、たとえ単位を落としてしまいそうでも、是非行くべきです。日本国内にいる日本人はどちらにしろ、超有名な海外大学しか知りません。ハーバード大学かケンブリッジ大学にでも入れるならいざ知らず、それ以下の大学は実際のレベルはピンからキリまでであるにもかかわらず、知名度はそう大きくは変わりません。
三流大学で構いません。稀に職業訓練校との違いを気にする人、アメリカのコミュニティーカレッジを毛嫌いする人などいますが、留学生で溢れる語学学校に居続けるよりは現地の学校へ通った方が留学が充実します。チャレンジしてみる値打ちはあります。

高校生の中期留学(交換留学と私費留学)

高校生になると一年間を更に存分に生かせるようになってきます。中学生のうちに英検準2級を、そして高校生のうちに少なくとも2級を、というくらいの感覚で進んでいるなら、留学先で生活するには十分な英語力が既に備わっています。
もっとも、「だから留学する必要がない」というわけではありません。留学は英語を勉強しに行くのではなく現地の生活スタイルを知り、現地の人達、或いはあらゆる他国から来た留学生たちと触れ合う機会です。この時期に行かない手はない、と言える位貴重です。

高校での一年間留学で交換留学制度を使おうと考えている人がまず最初に驚くのは、国を選べない所です。交換留学制度はもともと、各国の若者が皆仲良くなることが目的ですから、英語学習が本来の目的ではないからです。
ただ、ほとんどの高校生にとって、留学はアメリカなど英語圏です。最初からアジアの小国やヨーロッパの果て等を想定している高校生は余程世界に関心を持っている高校生と言えるでしょう。外人イコールアメリカ人というくらいの感覚でいる高校生の方が圧倒的に多いため、交換留学先が選べない上、滞在先は世界各国あらゆる地域に散らばっているとなると、迷うのも無理はありません。
そこで留学を語学学習の場ととらえず、成長の場、ととらえてみます。アメリカ文化は日本へどんどん流れこんできていますから、アメリカ人の食べ物、聴く音楽、着るもの、などはある程度想像できます。ではタイはどうでしょうか。タイの食べ物、タイの音楽、タイの服装が想像でき、彼らの家のキッチンや学校の教室がどんな風かをすぐに思い浮かべることができる人は少ないはずです。
アメリカを知る機会は日本にいてもいくらでもありますから、残りの人生をかけて知れば問題ありませんが、タイを知るのはその時しかありません。自ら進んでタイへ行こうとは思わないなら尚更です。交換留学に申し込み滞在国がタイになったとしたら、これもご縁、と割り切り是非タイに行ってみましょう。

この考えを「ありえない」と思うなら、交換留学は選ばない方がいいでしょう。するなら自費留学です。
自費留学は費用は交換留学の3倍ほどかかりますが、自分自身で納得して選んだ学校に行くことができます。国だけでなく地域も学校も選べます。例外的に、イギリスの公立高校は留学生を受け入れていませんから、イギリスのみ私学に通うことになります。
私学の場合は学力を測る試験を受け、合格した場合のみ学校へ通えます。その他の国は公立高校へ通うことが可能です。特に交換留学の場合、行けるチャンスが非常に少ないアメリカを希望するなら、自費留学が確実です。

 

小学生中学生のための中期留学

1カ月の短期留学と1年の中期留学の一番の違いは、学校を休学する必要があるかどうかです。この差は大きく、学校を休んでまで海外留学へ、となると相当の覚悟が必要です。ただ、多くの親子がこうして海外親子留学を果たしているのも事実です。

この場合、母親と子供達は現地で共に生活し、父親が日本に残るのが一般的です。現地で子供たちは現地校やインターナショナルスクールヘ通い、母親はボランティアやPTA活動にいそしむのが主流です。
ただ、この時点で親子共に英語ができない場合、生活のスタートは非常に困難なものになります。英語圏でない場合でも、現地語か英語が必須です。一年もの期間の留学を手厚くサポートしてくれる業者は非常に少なく、通常短期留学よりも自立した形での生活になりますから、自分達の面倒を自分たちでみて行く必要があります。

 

また、「子供だから言葉なんてできなくても大丈夫だろう」は、幼稚園までです。幼稚園であっても4,5歳頃からは、おしゃべりが達者な子も出てきます。おしゃべりしたいのにできないのはとても辛いので、幼稚園児でも、園での生活にストレスを感じ始めるケースが少なくありません。
増してや小学生の場合は、ジェスチャーでは到底済ますことのできない会話をし始めます。消しゴムの貸し借りなら無言でできますが、家への招待、それに対する返答や理由は、言葉なしにうまく伝えるのが難しい内容です。
そのため留学までに英語がある程度できるようになっておくことが不可欠です。自分から何かを言いたい場合は、それを母親に聞き、その一文をまる覚えして学校で披露する、などでなんとか意思の疎通ができます。そのため留学先で一番最初に言えるようになった英語表現は「トイレに行きたい」と「うちに遊びに来て」であった、というようなエピソードをよく見聞きするかもしれません。
ただ、相手の言っていることがわからないことには、結局会話は成り立ちません。聞き取りが意外と重要なのです。聞き取りの向上に不可欠なのは語彙の充実です。言葉を多く知っていれば、勘違いこそするかもしれませんが、ちんぷんかんぷん、という状況は防ぐことができます。

中学生でも同様です。中学生は既に学校での英語教育が始まっていますから、語彙はコツコツ積み重ねているはずです。ただ、学校の進度で進むだけでは習得できる語彙数は知れています。言葉だけはしっかり覚えて行くことで、留学生活がぐんとスムーズになります。
一年間はあっという間です。ただ、決して何もできないほど短くはありません。十分目に見えた成果を出すことができる期間ですから。英語力を十分上げて行くことが大切です。目安は英検準2級レベルです。これだけあれば最初からスムーズに学校生活をスタートさせることができます。

1年間の中期留学、最初の一歩

留学するにあたり、滞在期間を決めるのは意外と迷うものです。
1か月では物足りないし、学校を卒業するほどの長期は難しい、など様々な思いが交錯します。卒業視覚は日本で取っておきたい、と考える場合もあるでしょうし、学歴など関係ないので思い切って海外の学校を卒業したい、と考える場合もあるでしょう。
色々な事情がありますが、で1カ月(短期)以上3年(長期)未満、の一番現実的な滞在期間は1年間と言えます。
学校にもよりますが休学期間を一年と限定している学校は多数派です。休学も留年も1年まで、と考える場合、各学年を1年終えたら1年休学が可能で、その後また1年終えたら1年休学が可能というような、表裏2年ワンセットスタイルをとる学校が、一般的です。
この場合1年間学校を休んでもまた元いた学校へ戻ることが可能ですから、留学後の進路を心配する必要がありません。また、学校によっては一年学年を落とさなくても留学中の単位を認めてくれるところがありますから、その場合は1年間海外で過ごしても、最初の予定と同じスケジュールで学校を卒業することができます。
休学の規定と単位認定の規定は学校により異なりますから、ここは十分に各校に確認する必要があるポイントです。

 

1年間の中期留学では、高校の場合は受け入れてもらえる学校が豊富にあります。交換留学のシステムを利用すれば英語圏のみならず世界各国あらゆる国の高校へ1年間滞在することが可能です。この場合場所を選べないというデメリットがあるものの、費用も安く、取り扱う業者が多いため滞在校を比較的見つけやすく、手軽に行ける海外留学と言えるでしょう。

大学生の場合、海外の一流大学に入学するのは非常に難しいのが現状です。一流大学は、大学生活の一部を少し味わうようなつまみ食いスタイルは好みません。ただ、一流に固執しなければいくらでも受け入れてくれる大学はあります。元々海外大学は単位を持ち運んでの転校を歓迎する傾向にありますから、期間の長さに関わらず寛容に受け入れてもらうことが可能です。大学生向けの交換留学もあります。

社会人の場合は一年の休みは、退職を意味します。そうなると半年でも1年でも3年でもそう変わらない、と感じるかもしれません。また1年という期間は非常に中途半端で、学校やコースを修了することが難しいため、ただの趣味留学でなければ、なかなか行く勇気がわかないかもしれません。

小中学生のための親子留学であれば、母親と共に一年間現地に住むことになりますが、小中学生にとってもやはり、中途半端な期間である場合が大半です。生活になれ、学校に慣れ、文化に慣れ、言葉に慣れ、いよいよ本格的に生活を、という時に帰国することになってしまいます。そのため親子留学で一年間留学する場合はその下準備が非常に重要になります。